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記事一覧

著莪と猫蠅捕

シャガ(著莪、射干)の花の季節になりました。ウォーキングコースの道端にたくさん見られます。中国原産で、古い時代に日本にやって来た帰化植物です。ウマノアシガタ(馬の脚形)の黄色い花を背景に。シャガの花はとっても繊細。3種類の花びらが3枚ずつ、合計9枚あるように見えます。でも、紫色の斑点とオレンジ色の模様があるのはガクです。白色の平たいのが花びら。ガクのほうが目立つんです。内側の鳥の翼を広げたような構...

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杓と扁虻

山際の道沿いに、セリ(芹)の仲間のシャク(杓)が咲いています。ニンジン(人参)のような葉っぱをつけるので、別名ヤマニンジン(山人参)。花びら5枚の花がたくさんついています。外側の1~2枚の花びらが大きくなっているのが特徴です。やって来たのはホソヒラタアブ(細扁虻)。ホバリングの名手です。シャクの葉っぱを揉むと、セリ特有のいい香りがします。食用になるくらいですから、シャクに触っても腹は立ちません・・・^...

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華鬘草

いま、「但馬ぼたん寺」の隆国寺に行くと、ボタンと並んでケマンソウ(華鬘草)が目立ちます。以前から植えられていましたが、ずいぶん数が増えたようです。花の形が仏堂の飾りの華鬘(けまん)に似ているところからの命名です。お寺に似合う花です。釣り竿にたくさんの鯛がぶら下がっているみたいなので、別名タイツリソウ(鯛釣草)。花びらは、外側に2枚、内側に2枚の計4枚。外側の花びらがピンク色です。袋状になっていて、...

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但馬ぼたん寺

「但馬ぼたん寺」として知られる隆国寺にお邪魔して来ました。いろんな種類のボタン(牡丹)が境内のあちこちに咲いています。ボタンは、別名がいろいろあります。「富貴花」「百花王」「花王」などなど。とってもゴージャスな、花の王様ですね。ちなみに、石鹸や化粧品の「花王」は、「顔」のシャレでボタンとは無関係だそうです・・・^^所在地:兵庫県豊岡市日高町荒川22 隆国寺アクセス:北近畿豊岡自動車道の日高神鍋高原ICか...

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水芭蕉と山桜

ミズバショウ(水芭蕉)の自生地の西南限、大屋町加保坂に行ってきました。ミズバショウは養父市の「市の花」に指定されています。花びらが風に舞うヤマザクラ(山桜)とコバノミツバツツジ(小葉三葉躑躅)が出迎えてくれます。今年はヤマザクラが遅くまで咲いていて、ミズバショウとのコラボは珍しいと思います。受付の掲示板によると、きょう現在の開花数は約1700株だそうです。ふつうは白い仏炎苞が伸びてきて、その後に緑色の...

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出遅れた桜花

ソメイヨシノ(染井吉野)は花が散る頃に葉っぱが出てきます。葉っぱが出始めてからもう2週間以上。もうすっかり花が散ってしまい、いまは葉桜。日ごとに緑色が濃くなって・・・と、思ったら・・・まだ咲いている花があるじゃないですか!よく探せば、ほんの少しですがまだ散っていない花を見つけることができます。ちょっと出遅れて、他の花が散ってから開花したのでしょう。いっせいに咲いて、いっせいに散っていく・・・というわけでは...

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花蜂媒の灯台躑躅

きょうは一日中、雨が降ったり止んだり。晴れたらもっと新緑が美しいドウダンツツジ(灯台躑躅、満天星躑躅)です。大きさ5mmほどの可愛らしい花がたくさん咲いています。小さな花の割に柄が長く、釣り鐘状の花を下向きにつけるのには、ちゃんと意味があります。雨の止み間にやって来たのは、ヒメハナバチ(姫花蜂)の仲間です。こんなふうに逆さまに止まって花粉を食べていますが、これがハナバチの得意技。ハナアブ(花虻)の仲...

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日本蒲公英に来た昆虫たち

以前はカンサイタンポポ(関西蒲公英)とよんでいたタンポポです。カントウタンポポ、トウカイタンポポ、シナノタンポポなどと区別されていました。でも、最近はまとめてニホンタンポポ(日本蒲公英)とよびます。↑やって来たのは、フタホシヒラタアブ(双星扁虻)の雄。↑こちらは、胸部に黄褐色の毛が生えているので、たぶんヤヨイヒメハナバチ(弥生姫花蜂)。よく見かける小さなハナバチです。↑こちらは、胸部に白い毛がふさふ...

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木通の雌花・雄花

小佐川沿いをウォーキング中に、アケビ(木通、通草)の花が咲いているのを見つけました。アケビは雌雄同株で雌雄異花です。つまり、雌花と雄花があり、同じ株に両方の花がつきます。↑この写真で、右側の花柄が長いのが雌花、それ以外のちょっと小さいのが雄花です。花の大きさは雌花は約3cm、雄花は2cm弱くらい。花びらに見えるのはガクで、花びらはありません。雄花をアップしてみます。雄しべが6本。中央に痕跡的な雌しべが...

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水菜に来た昆虫たち

秋に植え、初冬に収穫したミズナ(水菜)の残りをそのまま放置していたら、花が咲きました。アブラナの仲間ですから、同じような黄色い花です。でも、4枚の花びらはきれいな十字ではなくて、2枚ずつ寄っています。ミズナの花にはいろんな昆虫たちがやって来ます。シマハナアブ(縞花虻)の雄。花粉を食べているようです。真っ黒なハナアブ。初めて見ました。クロハナアブの仲間でしょうか?こちらは、ヒメハナバチの仲間。脚にい...

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八重のチューリップ

いきなり問題です。チューリップ(鬱金香)の花びらは何枚でしょう?6枚あるように見えるのですが、正解は3枚です。内側にある3枚が花びらで、外側にある3枚はガクなのです。つぼみを見れば、花びらを包むガクは緑色をしているのがわかります。開花すると、ガクも花びらと同じ色になります。こちらは、八重咲きでフリンジ咲きの「ピンクマジック」という品種。花びらがたくさんあるように見えます。ガクの他に、雄しべまで花び...

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個性的なチューリップ

チューリップ(鬱金香)にはたくさんの品種があって楽しいやら、びっくりするやら。「たんとうチューリップまつり」で見かけた個性的な品種をご紹介します。まずは、色が個性的な「クイーンオブナイト」。黒に近いような濃い紫色で、落ち着いた上品さが漂います。花びらの先が尖っているものをユリ咲きというそうです。ユリ咲きの「チアリーダー」という品種。明るく元気いっぱいのチアリーダーが両手を挙げて踊っているようです。...

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2024たんとうチューリップまつり

豊岡市但東町で開催中の「たんとうチューリップまつり」にお邪魔して来ました。毎年、10万本のチューリップ(鬱金香)による巨大フラワーアートが人気です。今年のフラワーアートは、↓これ!ペコちゃんは以前にも描かれたように思いますが、今年は仲良しのドッグも。ペコちゃんと同じように舌を出しています・・・^^広大な「たんとう花公園」に300品種、100万本だそうです。いまがちょうど見頃。4月21日(日)頃まで開催とのことです。↑...

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紫雲英に来た昆虫たち

きのうのゲンゲ(紫雲英)の花の続きです。ゲンゲの花は、ミツバチ(蜜蜂)がやって来ると、雌しべ・雄しべを現し、蜜を提供します。ミツバチはゲンゲの送粉者(ポリネーター)としてのはたらきを担い、花から花へと飛び回ります。ゲンゲとミツバチとの間のみごとな相互に利益を得るしくみ。しかし、ゲンゲ畑には、ミツバチ以外の昆虫たちもやってきます。↑シマハナアブ(縞花虻)です。ミツバチと違って、ゲンゲの翼弁を下に押し...

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紫雲英と蜜蜂

車で走行中、ゲンゲ(紫雲英)が一面に生えた田んぼを見つけました。ゲンゲよりもレンゲ、あるいはレンゲソウという名前のほうが知られていると思います。たくさんのニホンミツバチ(日本蜜蜂)たちが訪れています。ゲンゲはマメ科の植物です。花には4枚の花びらがあります。上側の花びらを旗弁、両サイドを翼弁、下側を竜骨弁(舟弁)といいます。雌しべ・雄しべはふだんは竜骨弁の中に収まっているので、外から見えません。ミツ...

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紅葉と桜

能で真っ赤な装束で登場するのが猩々。こちらは、出始めの若葉が真っ赤なデショウジョウ(出猩々)。イロハモミジ(伊呂波紅葉)の園芸品種です。夏には緑色になり、秋にはまた真っ赤になるという季節変化が楽しめるモミジです。春から真っ赤なので、面白いコラボが楽しめます。↑こちらはアセビ(馬酔木)を背景に。そして、↓こちらはソメイヨシノ(染井吉野)を背景に。春と秋が同居しているみたいですが、春真っ盛りのいまの光景...

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三葉躑躅と桜

豊岡市上佐野の国道312号沿いのミツバツツジ(三葉躑躅)の仲間。葉っぱを広げる前に、きれいなピンク色の花を咲かせています。日当たりがいいところなので、花のつきがとってもいいようです。ミツバツツジ(三葉躑躅)だと雄しべが5本ですが、10本です。植栽されたものでしょうし、ミツバツツジの仲間にはいろんな種類があってよくわかりません。花が大きく鮮やかなピンク色です。ソメイヨシノ(染井吉野)を背景に。鮮やかなピ...

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桜便り2024・その15

スイレン(睡蓮)の池に浮かぶソメイヨシノ(染井吉野)の花びら。朝来市生野町円山の国道312号沿い。生野峠にさしかかるところです。三段の人工池があって、山から流れてくる清らかな水が満ちています。風が吹くと、花吹雪が池の水面に散っていきます。ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ (紀友則)↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真...

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山吹と桜

24色の色鉛筆の黄色系の表示を調べてみました。三菱鉛筆では、「きいろ・やまぶきいろ・オレンジ」。ほぼ同じ色が、とんぼ鉛筆では、「蒲公英(たんぽぽ)・卵色(たまごいろ)・蜜柑色(みかんいろ)」。ヤマブキ(山吹)の花の色は「卵色」?今年はソメイヨシノ(染井吉野)がまだ頑張ってくれているので、こんなコラボも撮れました。ソメイヨシノを背景に。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花...

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桜便り2024・その14

ソメイヨシノ(染井吉野)が散り始めました。散った花びらが小佐川の水面に浮き、ゆっくりと流れていきます。いつもこんな花筏が見られるわけではありません。川下から風が吹くときがいいみたいです。見ているうちにどんどん形が変わっていきます。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断使用をお断りします。...

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桜便り2024・その13

今年も「春馬の桜」が見事に満開になりました。昨年より花のつきがいいようにも思います。霊長類学者の河合雅雄先生が書かれた「少年動物誌」を映画化したのが「森の学校」。その映画の中で、当時12歳の三浦春馬さんがこの桜の木に登り、シンボル的な存在になりました。30歳の若さで急逝された三浦春馬さんを偲んで訪れる人がきょうもちらほら。何の案内板もないのですが、遠くから来てくださいます。きのうの風雨にも負けず、満開...

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桜便り2024・その12

知る人ぞ知る、桜の名所。養父市八鹿町の小佐川沿いの桜並木です。小佐川の両岸にソメイヨシノ(染井吉野)が延々と並んでいます。私のいつものウォーキングコースです。↑この写真の右手の山に道路があります。その道路から撮ったのが、↓これ。↑この写真の左端に橋がかかっています。その橋の上から撮ったのが、↓これ。↑この写真の左端に、次の橋があります。その橋のたもとから、振り返って撮ったのが↓これ。↑この写真の後方に北...

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桜便り2024・その11

豊岡市日高町の清滝小学校にお邪魔して来ました。毎年、ライトアップされたソメイヨシノ(染井吉野)の古木群を見ることができます。19時前に着いたら、訪れている人もまばらで、じっくり撮ることができました。その後、だんだん人が増えてきましたので、ちょっと早めに行って正解でした…^^ここのソメイヨシノは、1929年に20本が植樹されたという記録が残っているそうです。ということは、樹齢95年。幹周りが3mを越えるものもあり...

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桜便り2024・その10

朝来市和田山町の「天空の城・竹田城」のライトアップ。「春の特別観覧」は、桜の季節だけの限定です。石垣が桜色にライトアップされておりました。夜桜だけでなく、早朝の観覧もできます。朝6時~夜8時まで(最終登城は夜7時半まで)ただし、今年は本日(4月7日)まででした。登りたい方は、また来年!…^^↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断使用をお...

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桜便り2024・その9

円山川は一級河川。流域面積は兵庫県で2番目に大きな川です。全長約86km。その円山川の源流から河口まで、川沿いのソメイヨシノ(染井吉野)を撮りながら下ってみました。① 朝来市生野町円山。円山川の源流付近です。標高約640mで、ソメイヨシノはまだ開花したばかり。② 朝来市岩津。播磨屋本店付近。③ 朝来市岩津。道の駅フレッシュあさご付近。④ 朝来市和田山町久世田。俵米橋から。山にもヤマザクラ(山桜)が満開。⑤ 朝...

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桜便り2024・その8

丹波篠山市大山宮の大山川沿いに色の濃い桜並木があります。オカメザクラ(阿亀桜)です。カンヒザクラ(寒緋桜)とマメザクラ(豆桜)のハイブリッドで、イギリス生まれの桜。花の色が濃いのはカンヒザクラの特徴を、花が小さいのはマメザクラの特徴を受け継いでいます。例年、ソメイヨシノ(染井吉野)よりかなり早く咲き始めるのです。ところが、今年はなぜか遅く、ソメイヨシノよりちょっと早かった程度。花が下向きにつきます...

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春の妖精2024・その11

丹波篠山市大山宮の追手神社近くのニリンソウ(二輪草)群落です。一本の茎から2輪の花が寄り添って咲くところからの命名です。2輪が同時に咲くのではなく、時間的なずれがあります。まだ咲き始めで、1輪目が咲き始めたところ。これからもっと華やかになりそうです。花びらに見えるのはガクで、ガク片の裏側が淡いピンク色。春の妖精の代表にふさわしい可愛らしさです。ガクはふつう5枚なのですが、たまに6枚のものがあります...

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鬼を縛れる

この季節はついついサクラにばかり目を奪われてしまいますが、たまには低木にも注目。当ブログで、オニシバリ(鬼縛り)の花を取り上げるのは初めてです。オニシバリは、ミツマタとともに和紙の材料になる植物です。樹皮の繊維は強く、ちぎれません。鬼でも縛れるというところからの命名です。雌雄異株とされていますが、雄花にも雌花にも雄しべ、雌しべがあります。だから、雄しべが花粉をつくる花とつくらない花の違いではないか...

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桜便り2024・その7

車窓から見られる近くのシダレザクラ(枝垂れ桜)を2本、ご紹介します。まずは、養父市八鹿町浅間のS家のシダレザクラ。エドヒガン系の枝垂れだと思います。八鹿~出石の県道2号線沿いで、道路より一段高い庭に植えられています。その下を通りながら車窓から見上げます。天から降り注ぐよう。いま満開です。こちらは、養父市八鹿町八木の西方寺のシダレザクラ。こちらも、エドヒガン系の枝垂れでしょう。ソメイヨシノ(染井吉野...

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桜便り2024・その6

出石町内町の出石家老屋敷にお邪魔して来ました。出石城のすぐ下、江戸時代後期には上級武士の居住区だったところです。庭のシダレザクラ(枝垂れ桜)が今年もライトアップされています。まわりは真っ暗。シダレザクラだけが浮かび上がる光景はなかなか幻想的です。エドヒガン系の枝垂れだと思います。同じ敷地内に豊岡市立美術館・伊東清永記念館もあります。家老屋敷は入場料200円、美術館は入館料500円ですが、庭のサクラを見る...

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プロフィール

丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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