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記事一覧

木五倍子のかんざし

いま山に行くと、キブシ(木五倍子)の花が目立ちます。日本の固有種です。たくさんの花が連なって垂れ下がり、舞妓さんのかんざしのようです。 キブシは先駆的な植物で、伐採跡地や荒れ地などにすぐに生えてきます。 雌雄異株で、雄株には雄花がつきます。雄花といっても、雄しべだけでなく雌しべもあります。雌しべのまわりに雄しべが8本あります。 一方、雌花は立派な雌しべがあり、雄しべはかなり小さく萎縮しています。花...

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但東の春の風物詩

豊岡市但東町畑山の「たんとうチューリップまつり」に行ってきました。平日にもかかわらず大勢の観光客が訪れています。見どころは展望台から眺めるフラワーアートです。 今年のフラワーアートは「チコちゃん」。10万本のチューリップで描かれています。全体では300品種、100万本のチューリップが植えられているそうです。たいていカタカナ表記の名前がついていますが、漢字表記の品種を5種類だけ紹介します。偶然かもわかりませ...

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高級楊枝の黒文字

宮中の女房詞(にょうぼうことば)に文字言葉というのがあります。言葉の頭の一音か二音に「~もじ」という言葉をつけたものです。かもじ(=髪)、ゆもじ(=湯具、浴衣、湯巻き)、そもじ(=そなた)などです。名詞だけでなく、おめもじ(=お目にかかる)なんて動詞にも使います。しゃもじ(=杓子)など、現代にも通じる文字言葉もあります。その一つではないかと、私は思っています。このクロモジ(黒文字)。 牧野富太郎さ...

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一輪草と艶扁虻

篠山市大山宮に行ってみると、イチリンソウの花が開いていました。 周辺にはニリンソウがたくさんあります。イチリンソウの数は少ないのですが、ニリンソウに比べて花が大きく目立ちます。 4月12日付の「紅を差す」で紹介したのは養父市のイチリンソウで、花弁のように見えるガクの裏側が淡い紅色を帯びているのですが、ここのイチリンソウは裏側も真っ白いものが多いようです。わずかに色がついているものもありますが、少数で...

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下向きの花の作戦

神鍋山に登ってきました。登山道の脇にナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)の花がたくさん見られます。キイチゴの仲間の代表的な存在で、初夏には橙黄色の美味しい果実がつきます。 モミジイチゴは東日本に、ナガバモミジイチゴは西日本に分布すると言われます。その違いは葉っぱの形にあるのですが、↑この葉っぱが長いようには思えません。両者の区別がよくわかりませんが、西日本なので一応ナガバモミジイチゴにしておきます。 ...

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桜花爛漫

花冷えの影響もあり、今年のサクラはずいぶん長く楽しめました。 アブラナとソメイヨシノ。豊岡市日高町広井にて。いま、まさに満開。きょうあたりから散り始めました。 川面に映るソメイヨシノ。養父市八鹿町九鹿にて。最も美しく満開に見えるのは八分咲きの頃でしょう。まだ二分はつぼみという状態。 ライトアップされたシダレザクラ。豊岡市出石町内町にて。本当の満開はすべての花が開いた状態ですが、そうなるとはじめに開...

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紅を差す

いつもの散歩コースから5mほど入った林の縁にイチリンソウ(一輪草)が自生しています。教えてもらって初めて気づきました。道路から見えるところなのに見逃していました。「ボーッと生きててんじゃねーよ!」てチコちゃんに叱られそうです^^ 初夏には枯れる「春の妖精」(スプリング・エフェメラル)の代表的な存在です。イチリンソウの仲間はみんな上品で清楚です。ユキワリイチゲ、キクザキイチゲ、アズマイチゲ、ニリンソウ...

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