続・二段咲き露草
- 2020/09/23
- 21:00
昨日の「二段咲きツユクサ」の続編です。
「一段咲き」と「二段咲き」の違いは、花の下の苞の中を覗いてみると見えてきます。
↓わかりやすいように手前の苞を取り除いてみました。
↑これが「一段咲き」のツユクサです。
苞の基部で、上方に伸びる柄と側方(↑この写真では左側)に伸びる柄の2つに分かれています。
上方に伸びる柄には花がついていません。
側方に伸びる柄には、いま咲いている花と、きのう咲いた花と、つぼみが2個あります。
用意されている花は4個とは限りません。3個の場合もよくあります。
3、4個の花が順番に1つずつ日替わりで咲いていくので、2個同時に咲くことはありません。
一方、↑こちらが「二段咲き」のツユクサです(手前の苞を取り除いています)。
上方に伸びた柄に花がついています。
側方(↑この写真では右側)に伸びる柄にも花がついているので、同時に2つの花が咲きます。
つまり、「二段咲き」は、上方に伸びる柄に花がつくタイプで見られるということです。
↑この花には、つぼみが2個用意されています。でも、明日は「二段咲き」にはなりません。
一日花なので、次のつぼみが明日咲いたとしても、いま咲いている花はもうしぼんでいますから。
きのうご紹介したように、「二段咲き」の上の花はふつう雄花です。
つまり、上方に伸びる柄に花が咲く場合、それにはなぜか雌しべができないのです。
ところが、↑こんなふうに上の花にも雌しべがあり、両性花が上下に並んでいることが稀にあります。
これは四つ葉のクローバー並みに見つけにくいのですが、よーく探せば見つかります^^
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