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身近な蝶たち

きょう、我が家の庭や周辺で出会った蝶たちです。

珍しい蝶ではありません。ごく見慣れた、どこにでもいる蝶たちです。

見慣れているということは、種として繁栄しているわけで、それなりに理由があります。


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ニラの花の蜜を吸うイチモンジセセリ(一文字挵)です。可愛い顔をしています。

幼虫の食草は、おもにイネやススキなどのイネ科の植物です。


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こちらはモンキチョウ(紋黄蝶)。幼虫の食草は、シロツメクサなどのマメ科植物です。

道端にも畑にも、マメ科の植物は豊富にあります。


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こちらはヤマトシジミ(大和小灰蝶)。

幼虫の食草はカタバミです。市街地でも田舎でもどこにでもある植物です。


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ちょっと翅が傷んでいますが、キタテハ(黄立羽)の夏型です。

幼虫の食草はカナムグラ。これまたどこにでもあります。

牧場とか農地のまわりなど、富栄養化したところに特に生えやすい植物です。


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こちらはナミアゲハ(並揚羽)。ビュンビュンと高速で飛び回っていました。

やっと止まってくれたのが畑の土の上だったので、彩のない写真になってしまいました。

幼虫の食草は、ミカンやカラタチなどの柑橘類の葉っぱです。我が家のユズに来たようです。


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そして、ジャコウアゲハ(麝香揚羽)。雄は黒っぽいのですが、これは雌です。

幼虫の食草はウマノスズクサ。適度に草刈りされた畦や河川敷によく生える植物です。


よく見かける蝶は、幼虫の食草が豊富にあるということと関連しています。

そして、その多くは人間の手が適度に加わった人里の植物なのです。

人間の営みが間接的にこれらの蝶を育んでいるということになります。


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丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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