金水引の作戦・前編
- 2020/09/11
- 21:00
水引は両端を持って引いてもほどけません。
リボンのようなほどくためのラッピングではなくて、人と人を結びつけるという意味が込められています。
中でも、「金・銀」や「赤・白」はおめでたいときに使われます。
黄色く並ぶ花を、縁起のいい金の水引に見立てたのが、このキンミズヒキ(金水引)です。
たくさんの黄色い花を下から上へ咲かせていきます。
つまり、いま開花している花よりも上のほうはつぼみ、下のほうは果実になろうとしている花です。
花は小さくて直径7mmくらい。花びらは5枚、花びらと花びらの間にガクが5枚顔を出しています。
雄しべはたくさんで、8~15本くらい。10本以上あることが多いようです。
雌しべは、上のほうの花(つまり開花し始め)には2本ありますが、成熟するのは1本です。
受粉が終わると、花びらが散っていきますが、5枚のガクはしっかりと残ります。
ガクが閉じて、雌しべの子房の部分(つまり果実)を包み込んでしまいます。
このとき、ガクのまわりに何やらトゲトゲがついているのがわかります。
これがなかなか賢いはたらきをするんです。
…この続きは、もう少し季節が進んでからお届けします。
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