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金水引の作戦・前編

水引は両端を持って引いてもほどけません。

リボンのようなほどくためのラッピングではなくて、人と人を結びつけるという意味が込められています。

中でも、「金・銀」や「赤・白」はおめでたいときに使われます。

黄色く並ぶ花を、縁起のいい金の水引に見立てたのが、このキンミズヒキ(金水引)です。


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たくさんの黄色い花を下から上へ咲かせていきます。

つまり、いま開花している花よりも上のほうはつぼみ、下のほうは果実になろうとしている花です。


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花は小さくて直径7mmくらい。花びらは5枚、花びらと花びらの間にガクが5枚顔を出しています。

雄しべはたくさんで、8~15本くらい。10本以上あることが多いようです。

雌しべは、上のほうの花(つまり開花し始め)には2本ありますが、成熟するのは1本です。


IMG_5770_202009081249379d2.jpg


受粉が終わると、花びらが散っていきますが、5枚のガクはしっかりと残ります。


IMG_5779.jpg


ガクが閉じて、雌しべの子房の部分(つまり果実)を包み込んでしまいます。

このとき、ガクのまわりに何やらトゲトゲがついているのがわかります。

これがなかなか賢いはたらきをするんです。

…この続きは、もう少し季節が進んでからお届けします。


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丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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