歴史ロマンとシャガの大群落
- 2018/04/20
- 21:00
養父市八鹿町下八木の国道9号から今滝寺(こんりゅうじ)へ向かう山道があります。
車1台がやっと通れるこの道を、くねくねと約2km入ると、今滝寺があります。
八木城の城主・八木氏の菩提寺で平安時代の創建と言われ、かつては大寺院だったようです。
その今滝寺の手前に、シャガの大群落があります。
細い道をはさむ両側の斜面が真っ白になるくらいのシャガの花。見応えがあります。
各地に「シャガの里」と呼ばれるところがありますが、ここも十分、観光地になり得ると思います。
シャガは古い時代に中国から持ち込まれた植物です。三倍体のため、種子ができません。
地下茎を伸ばして殖えていきます。
おそらく遠い昔、八木城と今滝寺が栄えた頃、ここにシャガを植えた人がいたのでしょう。
中国に渡ったお坊さんだったかもしれません。
八木城が廃城になり、今滝寺が衰えても、シャガは生き続けてきたのです。
そして、長い年月を経て、この大群落ができあがったのでしょう。
歴史ロマンも感じることができるシャガの群落です。
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