水田雑草・小菜葱
- 2020/09/02
- 21:00
ビオトープで、ホテイアオイやミズアオイのような青紫色の花を見つけました。
花の大きさはホテイアオイよりもずっと小さい、コナギ(小菜葱)という水田雑草です。
雄しべが6本あるのですが、そのうち5本の葯は黄色で、1本だけ葯が青紫色です。
これはミズアオイにも共通の特徴です。
黄色の葯は目立ちますが、青紫色の葯は花びらと同じ色で目立ちません。
黄色の葯が昆虫を誘います。そして、その花粉を食べている間に・・・
青紫色の葯の花粉がそっと昆虫のからだにつくという仕掛けです。・・・たぶん。
コナギは窒素分を多く吸収するので、イネの栄養を横取りしてしまいます。
除草剤には弱いのですが、農薬を使わない「コウノトリ育む農法」では厄介な雑草です。
しかも、酸素がない環境での発芽率が高いという変わった植物なのだそうです。
つまり、「コウノトリ育む農法」の冬季湛水は、コナギには有利にはたらいてしまいます。
そこで、注目されているのが「アイガモロボット」。雑草除去ロボットです。
田植えのあとの苗の間を、センサー搭載のロボットが動き回ります。
水田の泥をかき回し、水を濁らせて雑草を生えにくくするのだそうです。
これは面白い!
ただ、黙々とはたらくロボットが盗まれないか心配です。
*知り合いの農家の方から教えていただきました。
アイガモロボットはGPS機能を使って、指定された田んぼでしかはたらかないようになっているそうです。
だから、盗んでも役に立たないらしい。いろいろ考えますねぇ。
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