臭木と揚羽蝶
- 2020/08/23
- 21:00
道路際のクサギ(臭木)の花にたくさんのアゲハ(揚羽蝶)がやって来ます。


私が近づいたので、いったんは散ったのですが、しばらくすると構わずまた戻ってきます。
クサギの蜜がよほどお気に入りなのでしょう。
周辺にはクサギの花の甘い香りが満ちています。
最もたくさんいたのが、このモンキアゲハ。モンキという名前ですが、後翅の紋は白色です。
次に多くいたのが、カラスアゲハ。
ちょっと翅が傷んでいるものもいましたが、元気に飛び回っていました。
クロアゲハもいます。なぜか、黒色系のアゲハばかりで、キアゲハなどは見かけません。
チョウは長い口吻で蜜を吸うので、花粉の運搬という点では一般的に効率が悪いと考えられます。
しかし、クサギに関しては、アゲハがポリネーターとして重要な役割を果たしているようです。
クサギの長~く伸びた雄しべ・雌しべにその秘密があります。
雄しべの先端の葯がアゲハのからだにうまく接触するようになっています。
しかも、開花初日は雄しべが伸び、翌日は雌しべが伸びることで、自家受粉を避けています。
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