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命にかかわる猛暑

2学期が始まりましたが、まだ真夏。連日の猛暑です。
豊岡市のきょうの最高気温は38.3℃。きょうも体温超えです。
ニュースや天気予報で、「命にかかわる危険な暑さ」なんて表現を耳にするようになりました。

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こんなに暑いと昆虫たちは飛び回りません。
昆虫たちは変温動物ですから、基本的に体温は気温と同じですが、それはじっとしていればの話。
活動すると体内で熱が発生して体温はさらに上昇します。
一般に、昆虫の活動する温度の範囲は10~30℃で、25℃くらいが適温と言われています。
高温限界温度は38℃だそうです。

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我が家の庭に棲みついているハグロトンボです。
翅が黒いので日向では太陽の熱を吸収してしまいます。
だから、イロハモミジの木陰のブロック塀の陰で耐えています。
翅を閉じたり開いたりする回数がいつも以上に多いように思います。
団扇であおぐような感じで、熱を逃がしているのでしょうか。

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こちらも我が家の庭にいたセグロアシナガバチ。
ヤマボウシの木陰のマンリョウの葉陰で、前脚でぶら下がるような姿勢でじっとしていました。
ハチは飛翔力があるので、飛ぶとそれだけ体内で大きな熱を発生してしまいます。
だから、この猛暑では動かないで耐えるしかありません。

種によって耐熱性が異なりますが、一般に40℃を超えると徐々に死滅していくと言われます。
この暑さが「命にかかわる」のは、ヒトだけではありません。
昆虫たちも、他の多くの野生動物たちも。
そして、農作物を含む植物たちの命にもかかわります。
ストップ!地球温暖化

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丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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