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Re: No title
嬉しいコメントありがとうございます。
No title
私は昆虫が苦手で、ブログでも殆どスルーしていますが、今日はまじまじと見せてもらいました。中々綺麗な虫ですね。このマメコガネムシの特徴や歴史的な事を知りえた事は知識として残りそうです。紹介ありがとうございます。
マメコガネ(豆黄金)という体長1cmちょっとの甲虫です。
どこにでもいる小型のコガネムシです。
黒緑色に輝く金属光沢があって、小さいながらも重厚なからだつき。
↑こんな姿を見ると、カッコイイなぁなんて思ったりもします。
でも、カブトムシの仲間なのに、まったく人気がありません。それどころか嫌われ者です。
幼虫のときは、カブトムシの幼虫と同じような形をしていて、地中で植物の根っこを食べます。
成虫になると、葉っぱを食い荒らし、葉脈だけにしてしまうこともしばしばです。
道端にいるときは問題になりませんが、畑に侵入すると厄介な害虫です。
交尾中のマメコガネをよく見かけます。
マメコガネは日本の在来種です。日本には天敵がたくさんいます。
幼虫のときには、モグラやムカデ、アリにも食われます。成虫になると、カラスの餌になります。
だから、日本で爆発的に殖えるということは抑えられています。
ところが、明治時代にマメコガネがアメリカに移入しました。
大発生をして、ダイズやジャガイモに甚大な被害を与えてしまいます。
アメリカにも、アメリカガラスやアメリカモグラがいるのですが、餌にしなかったのでしょうか。
あるいは、幼虫のときに病気を起こす細菌類がアメリカの土中にいなかったのが原因かもしれません。
近づくと後脚を広げます。威嚇しているようです。まったく怖くありませんが…。
アメリカでは「ジャパニーズ・ビートル」と呼ばれて嫌がられます。
日本からとんでもないヤツがやって来た!というわけです。
農水省のHPに「太平洋戦争のときは排日運動の宣伝材料にされた」と紹介されています。
マメコガネには想像も及ばないところで、戦意高揚のために利用されたというわけです。
似たような話が現代にもありはしないでしょうか?
8月15日を前に、ちょっとあたりを見回してみるのもいいかと思います。
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