きょうは暑かったですね。豊岡の最高気温は37.2℃だそうです。
全国2位。体温を超えてます。まさに、うだるような暑さ。
日中は暑すぎて昆虫たちも飛びません。きょうの午前中に撮った写真です。
近くの川の土手にヤブカラシ(薮枯らし)の花が咲いています。
花の直径は5mmくらい。とっても小さな花が少しずつ長い期間にわたって咲きます。
穂の出た田んぼを背景に撮ってみました。
セグロアシナガバチがやって来てくれたので、絵になりました。
ヤブカラシは雄性先熟です。雄性期から雌性期になることで自家受粉を避けています。
開花直後は、↑この写真の左側の花のように、黄緑色の花びらが4枚、雄しべが4本あります。
これが雄性期です。しかし、数時間後に花びらと雄しべが散ってしまいます。
右側の花のように、中央の雌しべとオレンジ色の花盤だけになります。これが雌性期です。
開花している花のほとんどは雌性期で、雄性期がとても短いことがわかります。
雌性期の花盤にはあふれんばかりに蜜が分泌されます。
この蜜を目当てに、チョウやアリなど、たくさんの昆虫たちが集まって来ます。
そんな中から、きょうはヤブカラシに来たアシナガバチの仲間を紹介します。
アシナガバチは幼虫のために狩りをしますが、成虫は花の蜜が大好きです。
↑ヤブカラシの蜜を美味そうに舐めるフタモンアシナガバチ。脚も触角も黄褐色です。
きょうヤブカラシのまわりでいちばん多く見られたアシナガバチです。
↑こちらはキアシナガバチ。黒色と黄色で、どっちかというと黄色の面積が大きいです。
↑こちらはコアシナガバチ。アシナガバチの中では最も小さい種類です。
小さいけれど最も攻撃的らしいので要注意。
でも、ヤブカラシの上にいるときは蜜のほうに夢中です。
↑こちらは日本のアシナガバチの中で最大のセグロアシナガバチです。
コアシナガバチと比べると巨大です。でも、性格はおとなしいようです。
やはり美味そうに蜜を舐めていました。
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