鬼は鬼門からやって来ます。北東の方角です。
これを十二支で表すと丑寅(うしとら)の方角。
だから、鬼はウシの角とトラのパンツをはいています・・・というのは、落語のマクラです^^
山裾に草むらにポツン、ポツンとオニユリ(鬼百合)の花が咲いています。
ヒトの背丈くらいの高さですし、オレンジ色の大きな花ですから目立ちます。
花の色と形と斑点模様から赤鬼を連想させるというので、オニユリ。

↑オニユリの花に来たナミアゲハの雌です。
オニユリにはアゲハチョウの仲間が蜜を求めてよくやって来ます。
雄しべの葯には花粉がびっしり。これが服に付くとなかなか取れません。
チョウのからだにもこの花粉が簡単にくっつきます。
けれど、オニユリは染色体が三倍体(3n)なので、種子ができません。
何のために蜜や花粉をつくっているのやら・・・。
種子ができないので、葉っぱの付け根のところにできる珠芽(むかご)で殖えます。
受精をしていませんから遺伝的に皆同じ。日本中のオニユリがクローンです。
ところで、鬼のパンツはトラ柄のはず。トラ柄は縞模様です。
オニユリの斑点模様はトラ柄でもヒョウ柄でもありません。強いて言うならチーター柄です。
だから、ほんとはチーターユリ!^^
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