笑顔になる脚長蜂
- 2020/08/05
- 21:00
小佐川沿いのウォーキングコースでキボシアシナガバチ(黄星脚長蜂)の巣を見つけました。

アジサイの葉っぱの裏側です。
約10匹のはたらきバチたちが巣を増築したり、幼虫のために餌を運んで来たりしています。
黄色いのは蛹の繭です。鮮やかな黄色をしています。

幼虫の顔を見ると笑ってしまいます。マンガみたい。
黄色い蛹の部屋の外側にもうすぐ蛹になる幼虫の部屋、その外側にまだ小さな幼虫の部屋。
そして、最も外側に卵の部屋があり、女王バチが産みつけた卵が見えます。
キボシアシナガバチの成虫は花の蜜や樹液を餌にしますが、幼虫のために狩りをします。
狩りの標的はチョウやガの幼虫。いわゆるイモムシです。
狩った獲物をそのまま巣に持ち帰るのではなく、肉団子にして持って帰ります。
幼虫ははたらきバチが巣に帰ってくると、肉団子を求めて顔を出します。
何度見ても笑える顔です^^
こちらは巣の増築に精を出すはたらきバチです。
おそらく羽化してしばらくは増築班で、その後は狩猟班になるのでしょう。
はたらきバチは卵は産みませんが、遺伝的には雌です。
巣には女王バチとはたらきバチの他に、雄バチがいます。
キボシアシナガバチの雄バチは顔が白いのが特徴です。↑この写真の左と右上の個体が雄です。
はたらきバチたちが一生懸命活動しているのに、雄バチはな~んにもしません^^
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