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お好きナ服は?

「春の七草」は言えるんだけど、「秋の七草」は、ハギ・キキョウ……

で、何だっけ?と、いつも思ってしまいます。

ハギ・キキョウ・クズ・フジバカマ・オミナエシ・オバナ・ナデシコ、なんだか語呂が悪いような。

ネットで調べたら、面白い覚え方が紹介されていました。

ミナエシ・スキ・キョウ・デシコ・ジバカマ・ズ・ギの頭を並べて「お好きな服は?」

ちょっと順序を変えて「ハスキーなお袋」も(…ロが余計だけど)。

「おきなはすくふ(沖縄救う)」というのもありました(旧仮名遣いです^^)。


さて、秋の七草の1つ、カワラナデシコ(川原撫子)です。

以前は、その名の通り川原でよく見かけたのですが、いまはあまり見かけなくなりました。


IMG_3705.jpg


赤色や白色のものもありますが、これが本来の花色だと思います。

昔から日本人が愛でてきただけあって、花びらの先が糸状に切れ込んでいて繊細で美しいです。


カワラナデシコの花には、雌しべ・雄しべのそろった両性花と、雌しべだけの雌花があります。


IMG_3992.jpg


↑こちらが雌花。雌しべの花柱が2本だけで、雄しべがありません。

雌しべの先端がクルッと巻いています。

一方、↓こちらが両性花です。中央に雌しべ、そのまわりに雄しべが10本あります。


IMG_3982.jpg



両性花の場合、雄性先熟です。まず雄しべが成熟し、花粉を放出します。

このとき、雌しべは未発達でまだ伸びていません。

雄しべの葯が落ちるころ、雌しべが成熟してきます。自家受粉を避けるためのしくみです。


IMG_3715.jpg


花びらは5枚のはずですが、↑4枚のものを見つけました。

たまにはこんなのもあるんです。それが自然…(^^♪


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Author:丹馬
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兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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