お好きナ服は?
- 2020/08/02
- 21:00
「春の七草」は言えるんだけど、「秋の七草」は、ハギ・キキョウ……
で、何だっけ?と、いつも思ってしまいます。
ハギ・キキョウ・クズ・フジバカマ・オミナエシ・オバナ・ナデシコ、なんだか語呂が悪いような。
ネットで調べたら、面白い覚え方が紹介されていました。
オミナエシ・ススキ・キキョウ・ナデシコ・フジバカマ・クズ・ハギの頭を並べて「お好きな服は?」
ちょっと順序を変えて「ハスキーなお袋」も(…ロが余計だけど)。
「おきなはすくふ(沖縄救う)」というのもありました(旧仮名遣いです^^)。
さて、秋の七草の1つ、カワラナデシコ(川原撫子)です。
以前は、その名の通り川原でよく見かけたのですが、いまはあまり見かけなくなりました。
赤色や白色のものもありますが、これが本来の花色だと思います。
昔から日本人が愛でてきただけあって、花びらの先が糸状に切れ込んでいて繊細で美しいです。
カワラナデシコの花には、雌しべ・雄しべのそろった両性花と、雌しべだけの雌花があります。
↑こちらが雌花。雌しべの花柱が2本だけで、雄しべがありません。
雌しべの先端がクルッと巻いています。
一方、↓こちらが両性花です。中央に雌しべ、そのまわりに雄しべが10本あります。
両性花の場合、雄性先熟です。まず雄しべが成熟し、花粉を放出します。
このとき、雌しべは未発達でまだ伸びていません。
雄しべの葯が落ちるころ、雌しべが成熟してきます。自家受粉を避けるためのしくみです。
花びらは5枚のはずですが、↑4枚のものを見つけました。
たまにはこんなのもあるんです。それが自然…(^^♪
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