神鍋山に登ってきました。
山頂付近でいま最もよく見かける蝶がこのジャノメチョウ(蛇目蝶)です。
幼虫の食草がススキなどのイネ科植物なので、餌には不足しません。
林の縁などでよく見かける蝶です。たくさんフワフワと飛んでいます。
人の気配には敏感で、近づくとすぐに逃げてしまいます。
前翅に2対、後翅に1対、蛇の目模様があります。
捕食者がこれを見て一瞬たじろいだ隙に逃げようという作戦です。
効果のほどは不明ですが、蛇の目模様の昆虫は多いので案外効果があるのかもしれません。
↓こちらが雌です。↑雄よりも、翅の裏側の色が淡くなっています。

小学校で「昆虫の脚は6本」と学習します。けれど、ご覧の通り、雄も雌も4本脚です。
ジャノメチョウを含めてタテハチョウ科の仲間はだいたい4本脚です。
前脚が退化して、中脚と後脚で歩いたり、掴まったりします。
しかし、アップしてみると、退化した前脚が毛の中に埋もれているのが見えます。
やっぱり脚は6本なのです^^
前脚は歩行には役立ちませんが、先端の感覚毛で味がわかるのだそうです。
前脚で触って「この花の蜜は美味い!」などと感じているらしいです。
ついでにいうと、ジャノメチョウの仲間は前翅の基部で音をキャッチしているという説があります。
前翅の付け根の少し膨らんだように見える部分でしょうか。
「翅に耳あり!前脚に舌あり!」って、ちょっとゴロが悪いですね。
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