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魅力的な竹似草

山道を歩くと道端にタケニグサ(竹似草)の大きな葉っぱが目立ちます。
以前はこんなに目立つことはなかったのですが、妙見山の道端などはタケニグサだらけです。
なぜ、こんなに目立つようになったのかというと、有毒でシカが食べないからです。
というより、他の植物をシカが食べてしまったからです。

IMG_3637.jpg

そのタケニグサがいま花を咲かせています。
下の方から順に咲いていきますので、上から下に見ると花の変化過程がわかります。
上の方は開花前です。花びらはなく、2枚のガクに包まれています。
開花すると、ガクは落ちて、たくさんの雄しべと1本の雌しべが現れます。
受粉すると、雄しべも落ちて、オレンジ色の雌しべだけが残ります。

IMG_3643_20200728192719dd3.jpg

開花したばかりで、落ちるはずのガクが引っかかっている花もありました。
雄しべの先端には細長い葯があります。ここにたくさん花粉が詰まっています。

IMG_3647.jpg

花粉目当てのホソヒラタアブがやって来ます。
花びらはありませんが、パッと開いた花火のような雄しべがハナアブを招くようです。
しばらく見ていると、僕にも美しい花に思えてくるから不思議です。

IMG_3635.jpg

タケニグサの大きな葉っぱの上で、ちょっと珍しいアブを見つけました。
マルハナバチと似ていますが、フタガタハラブトハナアブの雄です、たぶん。体長15mmくらい。
タイガースファンが喜びそうな体色です^^

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丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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