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ベゴニアの雄花と雌花

遠出は止めて、きょうは我が家の庭のベゴニアです。
熱帯の植物ですが、世界中の庭で植えられているそうです。

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我が家の庭にも、赤色・白色・ピンク色、いろいろあります。
面白いのは、雄花と雌花があり、その構造が違っていることです。

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↑この4つの花のうち、左上と右下が雄花、左下と右上が雌花です。
雄花は花びら4枚、雌花には花びらが5枚あるように見えるので、区別できます。
ほんとは花びらのようなガクが2枚あるので、雄花の花びらは2枚、雌花の花びらは3枚です。
花びらよりもガクのほうが大きく、雄花のガクは特に大きくなっています。
雌花の基部には子房があり、これに3枚の翼状突起があるので横から見れば簡単に区別できます。

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雄花の中央にはたくさんの雄しべ。
花粉目当てに雄花にホソヒラタアブがやって来ました。
雄花の多くは上向きに咲いているので、ハナアブはまず雄花に惹かれて行くようです。

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一方、雌花はややうつむき加減に咲いていることが多いようです。
雌花の中央には雌しべ。花柱は3本に分かれ、それぞれの先端がさらに2つに分かれます。
ハナアブの仲間(ナミルリイロハラナガハナアブかな?)が雄花から雌花へ移動してきました。
雄花が上向きに、雌花が下向きに咲いているのは、花粉を雌花に運ぶために、雄花を先に訪問させる作戦なのかもしれません。

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丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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