fc2ブログ

記事一覧

栗は虫媒花?

クリはブナ科の植物です。
ブナ科の植物には、ブナ、クヌギのような風媒花とクリのような虫媒花があると言われています。
↓これは20日前のクリの花。ブラシのように見えるのは雄花の集まりです。

IMG_0693.jpg

花びらはありません。雄花は独特の匂いと蜜で昆虫を誘います。

IMG_0699.jpg

↑こちらは誘われてやって来たハエの仲間。↓こちらはアリたち。
雄花には、ほかにも甲虫の仲間やハナバチたちもやって来ます。

IMG_0781_2020062813560984e.jpg

クリではアリたちをたくさん見かけますが、花粉の媒介にどの程度貢献しているのかわかりません。
花粉や蜜を食べているだけかもしれません。

IMG_0706.jpg

こちらはクリの雌花です。たくさん並んだ雄しべの基部にちょっと離れてついています。
総苞の中に雌しべが3個あって、花柱がたくさん総苞から飛び出しています。

雄花と違って雌花には匂いも蜜腺もありません。
だから、昆虫が積極的に雌花に向かうことはないと思われます。
雄しべの花粉をつけた昆虫がたまたま雌花に行くことを期待しているみたいです。
ほんとにクリは虫媒花なのでしょうか?
虫媒花と風媒花の中間的な存在で、風媒も行われているのでは・・・と、僕は想像しています。
何の根拠もありませんが・・・^^

IMG_1425.jpg

↑こちらはきょうのクリの花です。
雄花は枯れ、雌花が少し大きくなりました。総苞が少しイガっぽくなってきました。
どうやって受粉したのかわかりませんが、受粉は確実に行われたようです。

1日1回、↓ポチッとお願いします。大変励みになっています。


植物・花ランキング
このブログの写真の無断使用をお断りします。

関連記事
スポンサーサイト



コメント

Re: No title

> おはようございます。
雌花に注目すると、だんだんイガが大きくなっていくのが楽しめますよ。
雌花が3個なので、イガの中の栗の実も3個ずつ入っています。

No title

こんばんは~
うちの前に大きな栗の木がありますが
今年は花がもう茶色になってます
イガができる過程、面白いですね(^^♪
観察してみたいですが ぼ~っと生きてるのでダメですね~(;^ω^)

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

いらっしゃい!

ご訪問、ありがとうございます。