蓼喰う虫
- 2020/06/20
- 21:00
「蓼喰う虫も好き好き」という諺があります。
好みは人それぞれ異なるということですが、この場合のタデは不味いものの代表になっています。
ベニシジミ(紅小灰蝶)の幼虫は、スイバやギシギシなどのタデ科の植物を食草としています。
だから、ベニシジミは「蓼喰う虫」の1種です。
でも、イタドリもソバもタデ科の植物ですから、我々だって「蓼喰う虫」かもしれません^^
さて、↑これがいまのベニシジミ。夏型です。全体的に黒っぽくなっています。
↓こちらは、4月に撮った春型のベニシジミです。春型の前翅はずいぶん鮮やかです。
ベニシジミは幼虫で越冬します。それが春に成虫になったのが、↑この鮮やかなオレンジ色の春型。
その子ども(第1世代)の子ども(第2世代)がいま、夏型の成虫として飛んでいます。
春型と夏型の違いは、幼虫のときの日照時間や気温が関係すると言われています。
日照時間が長く、気温が高いと、翅が黒化するようです。
ちなみに第1世代では春型と夏型の中間型のものが多く見られます。
黒化することにどんなメリットがあるのか、よくわかりません。
面白いことに、黒化は翅の表側だけで起こり、裏側は春型も夏型もあまり違いがありません。
夏型の第2世代の子ども(第3世代)は夏至を過ぎてから幼虫時代を過ごすことになります。
果たして、第3世代は夏型のままなのでしょうか? 春型に戻るのでしょうか?
それとも中間型になるのでしょうか?
ウォーキングの楽しみにとっておきます。
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