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Re: タイトルなし
こんにちは。きょうもありがとうございます。
同じヒルガオ科の仲間と葉っぱの形がぜんぜん違いますからねぇ。
生き物の適応ってスゴイなって思います^^
ハマヒルガオの葉っぱ、よくできてるんですね~(*^^*)Nice!
今日の答えは、アとエでお願いします~
ラテン語でクチクラ(Cuticula)は英語でキューテクル(Cuticle)です。
植物の葉っぱの表面を覆うのも、昆虫の外骨格も、ヒトの髪の毛の表面もクチクラといいます。
クチクラ層は、生物のからだの表面を覆い、水分の蒸発を防いだり、内部を保護したりしています。
このクチクラ層が特によく発達しているのが、海浜植物です。
但馬の海岸では、いまハマヒルガオが一面に咲いています。
熱くて乾燥していて、栄養分が少なく、潮風に吹かれる砂浜でよく生きていけるものです。
ヒルガオ科の植物は、アサガオのように何かに巻きついて伸びていくのがふつうです。
しかし、ハマヒルガオは匍匐(ほふく)性で砂の上に茎をのばして伸びていきます。
葉っぱと花は砂の上に出していますが、からだの大部分は砂の中です。
地表から15cmくらい下がると、地表ほど熱くはありません。根はかなり深く伸びています。
アサガオの葉っぱとはずいぶん形が違っています。
先は尖っていなくて全体に丸く、真ん中がくぼんでいます。
雨水がくぼみから葉柄を伝って根元に集まるようになっているのです。
葉っぱは分厚く、クチクラ層が発達していて水分の蒸発を防ぎ、潮風からも守ります。
雌しべは1本で先は2裂、雄しべは5本あります。
せっかくきれいな花を咲かせて昆虫たちを誘っているのですが、訪れる昆虫は少ないようです。
そのため、結実率が低いのだそうです。
そんなわけで、ハマヒルガオは海岸の砂浜に適応した植物です。
なのに、なぜか琵琶湖の湖岸にもハマヒルガオが生育しています。
では、きょうの問題です。「生物基礎」の基本問題です。
問 クチクラ層がよく発達した常緑広葉樹を中心とするバイオームを、次のア~エから2つ選びなさい。
ア 照葉樹林 イ 夏緑樹林 ウ 雨緑樹林 エ 硬葉樹林
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