雀の鉄砲
- 2020/04/28
- 21:00
昆虫でスズメと名が付くと、スズメバチやスズメガのように「大きい」の意味になります。
スズメと見間違えるくらいということなんでしょうね。
一方、植物の場合は、スズメと名がつくと「小さい、可愛い」の意味になるから面白いです。
スズメノテッポウ(雀の鉄砲)とスズメノカタビラ(雀の帷子)です。
スズメノテッポウは、棒状の穂を鉄砲の銃身に見立てての命名でしょう。
帷子(かたびら)は裏のない麻の着物のこと。浴衣(ゆかた)も本来は湯帷子です。
いずれにして小さな植物に、しかもどちらかというと迷惑な雑草に対して、愛ある命名だと思います。
スズメノテッポウとスズメノカタビラがびっしりと生えた田んぼにカラスが1羽。
スズメの中にカラスがいた!という、ただそれだけのことです^^
スズメノテッポウは子どもの頃、よくピーッと鳴らしました。草笛です。
いまの子どもたちも草笛を吹けるのかなぁ。
穂はたくさんの地味な花の集まりです。
白いのは雄しべの葯。花粉を出した後、褐色に変わっていきます。
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