雨で飛び散る種子
- 2020/04/16
- 21:00
ネコノメソウとヤマネコノメソウの花を2月26日付のブログでご紹介しました。
きょうはその続編です。いまのネコノメソウの様子が↓これです。
まだ花もありますが、多くは果実になり、一部の果実は裂開しています。
裂開した果実の中に褐色の種子が見えています。
この様子が猫の瞳孔に似ているということでネコノメソウ(猫の目草)。
猫の目に見えるような2つ並んだものを探したのですが、残念ながら見当たりませんでした。
一方、↑こちらはヤマネコノメソウ(山猫の目草)。
果実が裂開すると大きく広がって皿のようになり、猫の目のようには見えません。
果実の皿の中に小さな種子がたくさん入っています。
この種子に1本ずつ白くて細い糸のようなものがついていて皿にくっついています。
雨の日、果実の皿に雨粒が叩きつけると、その糸が切れて種子が弾かれるように飛んでいきます。
↑これは、おとといのヤマネコノメソウです。その前2日連続で雨が降りました。
果実の皿は空っぽで種子はみんな飛び散っていました。でも、まだ裂開していない果実があります。
それがどうなっているかなと思って、きょう行ってみました。
↓これが、きょうのヤマネコノメソウです。上の写真と同じ個体です。
おとといは未裂開だった果実が3つ裂開していました。
次の雨の日に、今度はこの種子が飛び散ることになるのでしょう。
こうして、雨が降るたびに種子をばらまきます。
でも、周りの植物がずいぶん大きくなり、背の低いヤマネコノメソウを覆いはじめています。
まだ裂開していない果実がありますが、早くしないと雨も光も当たらなくなりそうです。
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