常盤錨草とおまけ
- 2020/04/17
- 21:00
毎年、この季節になるとこの花を撮っています。
不思議な魅力があって、なんだかウキウキしながら撮っている自分がいます。
トキワイカリソウ(常盤錨草、常盤碇草)です。
ウォーキングコース沿いの林の縁にたくさん咲いています。
船を止めておくための錨に似ていて、冬にも緑色の葉が残るのでトキワイカリソウ。
冬に葉を落とすイカリソウは太平洋側、トキワイカリソウは日本海側に自生します。
花の上にかぶさるように出てくる新葉に独特の光沢があって綺麗です。
3つに枝分かれした茎に3枚ずつ葉っぱがつきます。
なんといっても、この花の形が独特です。
花びら4枚がそれぞれ距を形成し、その中に蜜をためます。
距の後ろ側に花びらと同じ色をしたガクがあって、花を豪華な感じに演出しています。
花の色はピンク色のものや濃い赤紫色のものまで、変化に富んでいます。
白いものもあるようですが、我が家の近所では見たことがありません。
花の中に雌しべが1本、雄しべが4本あります。
距の蜜を吸う昆虫は、よほど長い口吻をもつものでしょうか。
それとも、この花の中に頭を突っ込んでいけるサイズのものでしょうか。
いずれにしても4つも距がありますから、花の中をかなりゴソゴソするはずです。
昆虫のからだに確実に花粉をつけるしたたかな作戦です。
その昆虫の姿を撮りたいと思いながら、なかなか撮れないでいます。
<おまけ>
トキワイカリソウを撮りながらふと横を見ると、ショウジョウバカマが咲いていました。
ほぼ毎日歩いているコースなのに、きょう初めてショウジョウバカマに気づきました。
「えっ、なんでここにいるの?!」と、TVの人気者を近所のスーパーで見かけたような気分です。
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