花も紅い伊呂波紅葉
- 2020/04/12
- 21:00
きょうは一日中雨で、きのう撮った写真です。
イロハモミジ(伊呂波紅葉)の新葉が黄緑色で美しく、終わりかけた桜を背景に撮ってみました。
点々と紅く見えるのは、イロハモミジの花です。葉っぱの展開と同時に花も開きます。
秋の紅葉が人の目をひきますが、花も紅いのです。
花はとっても小さくて直径5mmくらいしかありません。
その花に2種類あって、雄しべだけの雄花と、雌しべと雄しべがそろった両性花があります。
1本の木にこの両方の花があります。
↑これが雄花です。紅いガクが5枚、ガクより少し淡い紅色の花びらが5枚。
8本の雄しべが花から飛び出しています。花の中央に雌しべの痕跡があります。
↑雄花はこのようにかたまってついていることが多いようです。
葯の色が紅いものと黒いものと白いものが見られます。紅い葯はまだ花粉を出していません。
白いのが花粉を出している葯で、出し終わると黒っぽく小さくなります。
一方、↑こちらが両性花です。花の中央から淡黄色の雌しべが飛び出しています。
雌しべの先端は2つに分かれ、基部の子房は翼状に両側に広がっているのがわかります。
雌しべのまわりに雄しべもありますが、ちょっと貧弱です。
↑この中に3つの両性花があります。他はすべて雄花のようです。
このように、雄花ばかりの集まりと、両性花と雄花が混じった集まりがあります。
両性花ばかりの集まりというのは見つかりませんでした。
したがって、全体としては両性花は少数ということになります。
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