先週からヤマエンゴサク(山延胡索)が咲き始めました。
初夏には地上部が枯れてしまうスプリング・エフェメラル(春の妖精)の代表です。

花の色は淡い紫色ですが、青色に近いもの↑や赤紫色に近いもの↓など変化に富んでいます。

とっても面白い形の花で、花の後方には長い距(きょ)があります。ここから蜜が分泌されます。

花を後方から見ると、花の下に小さな葉っぱのような苞があります。つぼみを包んでいた部分です。
これがまた可愛い形をしています。

花びらは4枚です。上下に2枚の花びらがあって、その内側に2枚の花びらがあります。
上弁の後方は距になっています。下弁の先端は大きく広がって訪花昆虫の足場になるようです。
内側の2枚の側弁は上弁と下弁に包まれていて、先端しか見えません。
この側弁の中に雌しべと雄しべが包まれています。

昆虫がやって来て下弁に乗ると、上弁の下側が開くのでしょう。
そして、蜜を求めて距に頭を突っ込んでいくと、からだに花粉がつくしくみになっているようです。
でも、僕はまだ、ヤマエンゴサクに昆虫が来ているところを見たことがありません。
どんな昆虫がやって来るのでしょうか?
距に頭を突っ込んでいく様子をぜひ撮りたいと思っています。
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