万歳している種漬花
- 2020/03/29
- 21:00
この季節、ついついサクラに目がいきますが、たまには足もとにも注目です。
田んぼ一面にタネツケバナの花盛りです。
種を「付ける」ではなくて「漬ける」です。そして、その種はイネの種です。
この花が咲くと、「ぼちぼち種もみを水に漬けて苗代の準備をしようか」ということで種漬花。
もっとも、暖冬の今年は1月から花を咲かせていましたが・・・。
田舎では昔から馴染みの水田雑草です。
棒状のものは果実です。この中にタネツケバナの種が入っています。
その果実がちょっと開きぎみに上を向いていいます。
その姿が春の訪れを喜んでバンザイをしているように見え、何となく嬉しくなります。
タネツケバナとよく似たものに↓ミチタネツケバナ(道種漬花)があります。
ヨーロッパ原産の帰化植物です。30年ほど前から全国に広がったようです。
バンザイというよりは腕を真っ直ぐに上げてシャキッと体操しているみたいです。
タネツケバナとミチタネツケバナは、好みの場所がちょっとだけ違います。
田んぼの中にはタネツケバナ、道路脇にはミチタネツケバナが生えています。
畦には両方が並んで生えていたりします。
腰を下ろすとズボンのお尻が濡れてしまいそうなところに生えているのがタネツケバナ、
腰を下ろしても平気なところに生えているのがミチタネツケバナ・・・かな。
ヒメオドリコソウの紫色の花を背景にして撮ってみました。
とっても小さな可愛らしい花です。花びら4枚、雄しべ6本。アブラナと同じです。
バンザイか体操かで区別できますが、ミチタネツケバナは雄しべが4本です。念のため。
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