三椏に来た昆虫たち
- 2020/03/27
- 21:00
ミツマタ(三椏)の花が満開です。
ミツマタの花にどんな昆虫がやって来るのだろうと、しばらく眺めていました。
午前10時、気温10℃、風は穏やかで、日当たりは良好です。
最初にやって来たのはテングチョウでした。
ミツマタの花の多くは下向きですので、やや上向きの花を探して吸蜜しているようです。
これではテングチョウのからだにミツマタの花粉がつくことはほとんどありません。
ミツマタにとっては招かざる客のようです。
次にやって来たのは、ビロウドツリアブです。
丸っこいからだに茶褐色のもふもふの毛。ホバリングの名手です。
まるで見えない糸で吊り下げられているかのように、空中で静止することができます。
蜜を吸っているときも高速で羽ばたき、ホバリング状態を続けます。
したがって、ビロウドツリアブも花粉の運搬には役に立ちそうにありません。
ところが・・・
ミツマタの花筒はかなり長いのです。
ビロウドツリアブが長い口吻をさらに伸ばして、頭部を花にくっつけて花の奥の蜜を吸います。
蜜を吸い終えて口吻を引き抜くと、そこにはたくさんの黄色い花粉がくっついていました。
ビロウドツリアブはミツマタの花粉運搬者としてちゃんと役立っていたのです。
それにしても、ビロウドツリアブの口吻はずいぶん伸びるもんです。
一番下の写真と、その2枚上の写真で、口吻の長さを比べてみてください。
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