白色の猩々袴
- 2020/03/21
- 21:00
一昨日のブログで紹介したショウジョウバカマ(猩々袴)の続編です。
ショウジョウバカマの花は淡い紫色~濃い紫色のものが多いのですが、↓こんな白色のものもあります。
花びらは白色でも、雌しべは紫色で、雄しべの葯も濃い紫色です。
シロバナショウジョウバカマ(白花猩々袴)というのがあります。それはまた別種だそうです。
薄紫色で透き通ったような花びらのものもあります。
ほんとにバラエティー豊かです。
花茎の先端には花がいくつかまとまってつきます。
1つの花に雌しべは1本、雄しべは6本です。
白い花の場合は、雌しべの数で花の数がわかりやすいです。
↓この花なら、6個の花がまとまってついています。
ショウジョウバカマは雌性期から両性期を経て雄性期に入ります。
花びら全開、雄しべの葯はすべて花粉を出しています。↑この時期は両性期だと思います。
両性期の間に自家受粉が起こります。
1つの個体なら、隣り合う花の花粉がついても自家受粉です。
日陰で気温が低いので、ハチはほとんど見られず、ハエの仲間がときどきやって来ます。
ハエはハチのように次から次へと花を飛び回らず、1つの個体に長くとどまる傾向があります。
これがショウジョウバカマの自家受粉率の高さにつながっているのではないかと思います。
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