蕗の薹の雄株
- 2020/03/07
- 21:00
フキノトウ(蕗の薹)には雄株と雌株があります。きょうはその雄株に注目します。
↓こちらは雄株の集団。フキノトウは地下茎を伸ばして殖えていくので雄株のまわりは雄株ばかり。
フキノトウの花は、小さな花が集まってひとかたまりになり、それがまた集まってできています。
花のかたまりが密集していて、黄色っぽいのが雄株です。
雄株の若い花のかたまりをアップすると・・・
小さな花の1つひとつに花びらがあって、雌しべと雄しべがあります。
白いこん棒のようなのが雌しべ。雄しべは淡い褐色で雌しべのまわりにくっついています。
黄色いつぶつぶはつぼみです。これからどんどん開花していきます。
雄花の雄しべは花粉をつくりますが、雌しべには受粉能力がありません。
受粉能力がない雌しべははたらいていないのかというと、そうではありません。
雌しべの先端に淡い黄色の花粉がくっついているのが見えます。
この花粉はよそから来た花粉ではなくて、この花の花粉です。
雌しべが雄しべの間から伸びてくるときに、花粉をくっつけて伸び上がってきます。
昆虫のからだにくっつきやすいように、花粉を高いところに持ち上げているのです。
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