雪割一華、開花
- 2020/02/24
- 21:00
先週(2月18日)、「雪中の雪割一華」として紹介したユキワリイチゲを再度訪問してきました。
気温14℃、晴れ。みごとに開花です。
丹波篠山市日置の篠山川沿いのクリ林の林床です。
太陽を背にして立つと、ユキワリイチゲの花がみんなこっちを向いています。
花には雄しべがたくさん。黄色い葯からは花粉がこぼれ出しています。
花の中央に雌しべがたくさんありますが、未成熟です。
ユキワリイチゲは雄性先熟であることがわかります。
花粉を求めてホソヒラタアブがやって来ました。
1つの花に長くとどまって花粉を食べて、飛び立ったかと思うとすぐにまた同じ花に戻ってきました。
スプリング・エフェメラル(春の妖精)にふさわしい上品な薄紫色。
花びらのように見えるのはガクですが、その数はいろいろです。
図鑑によってまちまちで、8~12枚とか、12~15枚とか、12~22枚とか書いてあります。
でも、ここのユキワリイチゲのガクは全体的に多いように思います。24枚のものもありました。
いまは陽が当たりますが、クリの葉っぱが茂ってくると日陰になります。
すると、ユキワリイチゲは葉を落として地上部は枯れてしまいます。
そして、秋、上を覆っていたクリが葉っぱを落とすと、ユキワリイチゲが葉を出してきます。
実に巧妙なライフサイクルで落葉樹の林床に適応しています。
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