万両と葉粒菌
- 2020/01/02
- 21:00
きのうのセンリョウ(千両)に続いて、きょうはマンリョウ(万両)です。
センリョウよりもたくさん果実をつけるので、その上をいくマンリョウ。
いずれもお正月の縁起物です。
我が家の庭のマンリョウを地面に寝転んで青空を背景に撮ってみました。
マンリョウというとついつい赤い果実のほうに目がいくのですが、きょうは葉っぱに注目です。
マンリョウの葉っぱの縁は波打っていて、凹んだところを触ると膨らみがあるのがわかります。
ここに葉粒菌という細菌が棲んでいます。
葉粒菌は空気中の窒素を取り込んでアンモニアに変えることができる窒素固定細菌です。
マンリョウは葉粒菌のアンモニアを分けてもらうので、窒素分が少ないやせた土地でも生きられます。
葉粒菌は光合成ができないので、マンリョウからグルコースを分けてもらいます。
持ちつ持たれつ。マンリョウと葉粒菌の共生です。
マンリョウの葉っぱを裏側から透かして見ると、葉っぱの縁に黒い点がいっぱいあるのがわかります。
これが葉粒菌の棲んでいる部屋だそうです。
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