赤い実の青い木
- 2019/12/30
- 21:00
平安時代は色を表す言葉が4つしかなかったのだそうです。
赤、白、黒、青、この4つだけです。
この4つの言葉には共通点があって、「い」をつけるだけで形容詞になります。
「赤い」「白い」「黒い」「青い」です。面白いですね。
だから、紫色も緑色もみんな「青」の範囲だったそうです。
その名残りで、いまもなお「青信号」「青りんご」「青虫」などといいます。
葉っぱはもちろん枝も鮮やかな緑色のこの木もそんなわけでアオキ(青木)です。
赤い実とのコントラストが美しいのでよく庭に植えられていますが、山でよく見られます。
アオキは日本の固有種です。
江戸時代の中頃、赤い果実のついたアオキがヨーロッパに伝えられました。
ところが、翌年、果実がならなかったそうです。
雌雄異株なのに雌株だけが持ち込まれたためです。
雪が降ると、ヒヨドリがこの赤い果実をよく食べにきます。
明日は雪の予報です。
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