猩々木
- 2019/12/15
- 21:00
神戸に行ってきました。商店街はすっかりクリスマスですね。
クリスマスが近づくと花屋さんの店先に並ぶのがポインセチア。
標準和名はショウジョウボク(猩々木)といいます。でも、まったく知られていません。
猩々とは大酒飲みの酔っ払いのこと。赤い顔をしていることからの命名です。
赤いところは花びらでもガクでもなくて、苞というつぼみを包んでいた部分です。
ふつうは葉っぱより小さくて緑色をしています。
苞は葉っぱが変形してできたものですから、苞が葉っぱの形をしていても不思議ではありません。
でも、なぜこんなに鮮やかな赤色なのでしょう?
それは花粉を運んでくれる昆虫を誘うためだと考えられます。
葉っぱの緑色とのコントラストが鮮明で、とっても目立ちます。
苞が目立つので、ポインセチアは花びらもガクも捨ててしまいました。
いや、花びらもガクもないから苞を目立たせたのかもしれません。
ともかく、花の中心にあるのは、雄しべと雌しべと蜜腺のみです。
黄色の唇のような形をしているのが蜜腺です。蜜があふれそうです。
先に点々と黄色の葯があるのが雄しべ。その中央に一段高く雌しべがあります。
雌しべの先は3つに分かれ、さらに先端が2つに裂けています。
見れば見るほど、個性的な花です。
↓1日1回ポチッとよろしくお願いします。大変励みになっています。
このブログの写真の無断使用をお断りします。
スポンサーサイト