大乗寺の樟
- 2019/11/15
- 21:00
今朝はよく冷え込んで、氷ノ山では初冠雪が記録されました。昨年より5日早いのだそうです。
10時前に山頂を望むところまで行ってみましたが、残念ながらもう溶けていました。
香美町村岡区での落語の出番を終えてから、香美町の巨木を訪ねてウロチョロしてみました。
イチョウの巨木の多くはまだ黄緑色です。真っ黄色になるにはもう少し日数がかかるようです。
香美町香住区の大乗寺を訪ねてみました。円山応挙の襖絵があり、応挙寺として有名です。
山門に向かってその左側に威風堂々と立っているのが、但馬で最大のクスノキ(樟、楠)です。
幹周り約6.6m、樹高約28m。石垣の下から見上げるため、さらに大きく見えます。
クスノキは兵庫県の木ではありますが、照葉樹の代表で南の樹木です。
積雪の多いこの地で、これだけのクスノキの巨木が存在することは驚異的なことです。
山門との隙間が毎年1cmずつ狭くなっているのだと聞いたことがあります。
樹齢800年で、いまも成長を続けているのです。
円山応挙もその弟子たちもこのクスノキを見ていたことでしょう。
応挙がこの寺の襖絵を描いたときには樹齢600年弱だったのですが、それでも巨木だったはずです。
根の張り方が力強く、苔むした根元に風格を感じます。
一時、樹勢が弱りかけたため、まわりにロープを張り、根元を立ち入り禁止にしたのだそうです。
その効果があって、いまは大変元気なように見受けました。
クスノキがあまりに立派なために目立ちませんが、境内には大きなイチョウの木もあります^^
所在地:兵庫県美方郡香美町香住区森860 大乗寺
アクセス:山陰近畿自動車道の香住ICから南の方向へ約1.3km。
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