旅する裏波小灰蝶
- 2019/10/29
- 21:00
ミゾソバの花にウラナミシジミ(裏波小灰蝶)がやって来ました。
但馬では秋によく見られる蝶です。
翅の裏面に薄い褐色と白色の縞模様が波打つように入っています。
後翅の後端にオレンジ色の縁取りがある黒色の斑点が2つ。その後方に尾状突起があります。
これらが複眼と触角に見えるでしょうか。無理矢理にでも見てください。
すると、そちらが頭で、飛び出す方向が逆になり、敵をあざむけるわけです。
ほんとのところ、どれだけの効果があるのかはわかりません。
黒色の斑点が1つのほうがよりそれらしく見えると思うのですが、敵に数の概念があるかどうかが問題です^^
翅の表面は光沢のある青色です。
↑これは雌で、中央付近が青色ですが、雄は青い部分の面積がもっと広くなります。
もともとは熱帯・亜熱帯の蝶です。小さなからだで長距離を飛んで温帯域まで北上してきます。
でも、但馬の冬を生き延びることはできず、すべて死滅してしまいます。
毎年、産卵しながら北上し、死滅することを繰り返している不思議な蝶です。
アサギマダラのように冬は南へ帰ればいいのに・・・。
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