熟柿の汁の争奪戦
- 2019/10/26
- 21:00
ラジオで聴いて初めて知りました。きょうは「柿の日」なんだそうです。
正岡子規が奈良旅行をしたときのあの有名な俳句・・・
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
これを詠んだのが明治28年(1895年)のきょう、10月26日なのだそうです。
「クマが人里に出てこないように柿の実を採ってください」と盛んに広報されています。
しかし、現実はなかなか行政が思うようにはならないようです。
クマだけではなく、サルやタヌキ、そして昆虫たちにとっても、カキは魅力的な栄養源です。
木についたままの真っ赤な熟柿の上でキタテハとニクバエが仲良く汁を吸っています。
そこへアカタテハがやって来て、キタテハを追い払います。
アカタテハはキタテハより強いようです。
ニクバエも追い払って、アカタテハが汁を独占しています。
すると、そこへ今度はクロスズメバチがやって来ます。
クロスズメバチは「どけ、どけ!」と言わんばかりにアカタテハを追い払います。
小さいけれどクロスズメバチは手ごわいようで、アカタテハはこの後すぐに飛び去ってしまいます。
熟柿の上で垣間見た昆虫たちの力関係でした。
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