秋桜と虎丸花蜂
- 2019/10/17
- 21:00
コスモス畑にやって来たトラマルハナバチ(虎丸花蜂)を追いかけてみました。
トラマルハナバチはミツバチの仲間で、ミツバチより一回り大きいハナバチです。
胸部はオレンジ色の毛で覆われ、腹部はオレンジ色と黒色の縞模様で、トラと呼ばれる所以です。
顔が長くてちょっと馬面。口吻がとっても長いのが特徴です。
コスモスの筒状花に長い口吻を突っ込んで蜜を吸います。
コスモスの花の筒状花から黒く飛び出しているのが雄しべです。
その先端から花粉がいっぱいあふれ出てきます。
トラマルハナバチの長い毛にこの花粉がたくさんくっつきます。
毛が長いというのは花粉の運び屋として重要なポイントです。
でも、トラマルハナバチの毛が長いのは花粉を運ぶためではなくて、花粉を集めるためです。
花の上を歩き回ってたくさんの花粉がからだにくっつくと、脚でからだをぬぐってこれを集めます。
蜜を少し吐き戻して、蜜と花粉を混ぜ合わせて後脚に集めて花粉団子をつくります。
蜜を頂くお返しに花粉を運んであげましょう!なんて考えているわけでは毛頭ありません。
結果的に花粉を運ぶことにはなりますが、蜜も花粉も頂戴します!というハナバチたちです。
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