現之証拠
- 2019/09/29
- 21:00
いつでも撮れると思うとついつい後回しになってしまいます。
夏から秋まで長く見られる小さな可愛い花です。
江戸時代から下痢止めや胃薬として利用されてきた植物です。
冷え性の人にはお風呂に入れても効果があるのだそうです。
●「ほんまに効くんかいな?」
■「試しにいっぺん煎じて飲んでみて」
・・・数日後・・・
●「ほんまに効いたわ」
■「な、そうやろ。効くんや、これが。飲んだあんたのからだが何よりの証拠や」
ということでゲンノショウコ(現之証拠)という命名だそうです。・・・ほんまかいな?
西日本では赤紫色の花が多く、東日本では白色の花が多いんだそうです。
それは、西日本では白色の花のほうが薬効があると言われて白色の花が採取され、東日本では逆に赤紫色の花のほうが薬効があると言われて赤紫色の花が採取されたのが原因だと言われています。
人為的な影響で遺伝子頻度に差が出てきたというわけです。
理論的にはあり得る話ですが、・・・ほんまかいな?
確かに、当地では赤紫色の花が多く見られます。でも、白色の花も見られます。
花びらの色は異なるものの、花びら5枚で赤紫色のスジが入り、ガク5枚、雄しべ10本は共通です。
雄性先熟で、先に雄しべが成熟します。
雄しべの葯の花粉がつきた頃、雌しべの先が5つに割れ、柱頭が露出します。
長い花柄の先に2個ずつ花をつけますが、たいてい時期がずれています。
↑この写真では左が雄性期(の終わり頃)、右が雌性期の花です。・・・ほんまです。
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