彼岸花の開花が遅い
- 2019/09/23
- 21:00
きょうは彼岸の中日。
ヒガンバナ(彼岸花)とはよく言ったもので、毎年彼岸の頃に田んぼの畦を赤く彩ってくれます。
ところが、今年はヒガンバナの開花が遅くなっています。
いま、咲いているのは木の陰など、日当たりの悪いところだけです。
日当たりのいい田んぼの畦や川の土手のヒガンバナは、きょうやっと↓この状態。
植物が季節に合わせて花芽を形成し、花を咲かせる条件は、日照時間か気温、あるいはその両方です。
日照時間に関しては、植物が感知するのは昼の長さではなくて夜の長さです。
そして、それを葉っぱで感知します。・・・と、高校の「生物」の教科書に書いてあります。
ヒガンバナの花芽形成がいつなのか知りませんが、花茎を伸ばし開花するのはこの時期です。
この時期にヒガンバナの葉っぱはありません。
したがって、ヒガンバナの開花は日照時間ではなく温度の影響を強く受けると考えられます。
気温が高ければ代謝も活発になり、細胞分裂の速度が増すように思われます。
したがって、猛暑になれば早く開花するように思うのですが、実態は逆でむしろ遅れています。
つまり、猛暑ではヒガンバナは休眠状態になり、気温の低下で目覚めるということなのでしょうか。
そのメカニズムはよくわかりません。
しかし、地球温暖化がヒガンバナの開花時期に少なからず影響を及ぼしていることは確かなようです。
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