和蘭薄荷に集まる昆虫たち
- 2019/09/13
- 21:00
ウォーキングコースの道端に夏からオランダハッカ(和蘭薄荷)が咲き続けています。
江戸時代にオランダから入って来て、全国の道端に広がり、帰化しています。
葉っぱの緑色が鮮やかなので別名ミドリハッカ。スペアミントとも呼ばれます。
そばを通りかかるだけで甘い香りが漂ってきて、爽やかな気分になります。
小さな花を輪生するように密生させています。
1つの花に雄しべが4本。ピンク色の葯が可愛いです。
爽やかな香りに誘われていろんな昆虫たちがやってきます。↑こちらはヤマトシジミ(大和小灰蝶)。
↑こちらはツバメシジミ(燕小灰蝶)。
雌しべが伸びて柱頭が2裂している花が多く見られます。
↑こちらはチャバネセセリ(茶羽挵)です。素早く隣の花へ飛び移ります。
↑こちらはチョウではなくて、シロモンノメイガ(白紋野螟蛾)というガの1種です。
ガは夜行性というのが基本ですが、シロモンノメイガは昼間も飛び、花で吸蜜します。
やって来るのはチョウやガばかりではありません。↑こちらはオオハナアブ(大花虻)。
黄色い腹巻きをした小太りのオジサンみたい。複眼の模様がユニークです。
紅茶や菓子に添えたり、歯磨き粉やガムに入れたり、さまざまに利用されているオランダハッカですが、本来は受粉のために昆虫たちを招くための香りなんだと、改めて確認した次第です。
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