木偏に秋と書いて
- 2019/09/10
- 21:00
木偏に春で「椿(ツバキ)」、木偏に夏で「榎(エノキ)」、木偏に冬で「柊(ヒイラギ)」。
では、木偏に秋は何でしょう? そんな漢字はない? いえ、あるんです。
答えは、「楸(ヒサギ)」。でも、ヒサギってどんな植物かわかりません。
調べてみると、キササゲの古名(あるいはアカメガシワの古名)なのだそうです。
中国原産のキササゲ、北米原産のアメリカキササゲがあります。
↑これは丹波篠山市の「東岡屋のアメリカキササゲ」です。かなりの巨木です。
樹齢は不明ですが、アメリカキササゲが日本に入って来たのは明治の末と言われていますので、せいぜい120年程度です。
「丹波の森名木ガイド」には、高さ15m、幹周り1.9mと紹介されています。
しかし、この本は22年前に発行されたものですので、実際にはもっと成長しており、高さ20m程度に見えます。
ぜひ正確に高さや幹周りを測定して、環境省の巨木データベースに登録して欲しいと思います。
花は6~7月に咲きます。いまは長い果実がぶら下がっています。
これがササゲ(大角豆)に似ているのでキササゲ(木大角豆)です。
果実だけを見ればマメ科のようですが、さやの中に豆は入っていません。ノウゼンカズラ科です。
所在地:兵庫県丹波篠山市東岡屋403 民家の裏側
アクセス:舞鶴若狭自動車道の丹南篠山口ICから県道77号を篠山城跡方面へ約5分。
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