秋の七草・撫子
- 2019/08/30
- 21:00
秋の七草に入れるのは不思議なくらい、早くから咲いているカワラナデシコ(河原撫子)です。
ナデシコ(撫子)ともヤマトナデシコ(大和撫子)とも言います。
「大和撫子」とは「清楚で凛としていて、控えめで奥ゆかしくて、でも心の強さをあわせもつ日本女性」だそうです。
こういう女性観をどう評価するかはさておき、この花を見てそういう女性を連想したセンスはいいなぁと思います。
カワラナデシコの雄しべは10本、雌しべの花柱は2本です。
開花直後は雄しべが立ち上がり、雌しべは目立ちません。
その後、雄しべが後退して、雌しべが伸び上がってきます。
↑こちらは雄性期から雌性期に変わる時期です。
一方、↑こちらは開花直後ですが、雄しべが見当たりません。
カワラナデシコには、このような雌しべしかない雌花があるのです。
雌花ではもちろん、両性花では雄性先熟で、よそからの花粉で受粉が行われます。
自家受粉を避けるためのしくみです。
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