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フワフワの大鵯花

先日からヒヨドリバナ(鵯花)が咲き始めました。季節は確実に秋に向かって進んでいます。
ヒヨドリが鳴く頃に咲くからヒヨドリバナだそうです。でも、ヒヨドリは年中鳴いています。
白い糸状のフワフワ感からヒヨドリの頭の羽毛を連想したのではないかと、私は勝手に思っています。

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ヒヨドリバナには二倍体(2n)のものと三倍体(3n)のものがあって、これは3nです。
2nのものより大きく、区別する場合にはオオヒヨドリバナ(大鵯花)とよんでいます。
3nなのでふつうの有性生殖はできず、受精しないで種子をつくって殖えるそうです。

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キク科ですが、タンポポのような舌状花はなく、筒状花が5個くらい集まっています。
花から白い糸のようなものが伸びています。これは雌しべです。
雌しべの花柱の先が2裂して伸びています。
つまり、5個の花から10本の糸状の雌しべの先が飛び出して、あのフワフワ感を出しています。

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コアオハナムグリが花粉を食べています。
ヒヨドリバナにはいろんな蝶がやって来ますので、これからもときどき登場すると思います。

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丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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