貴重な蜜源、藪枯らし
- 2019/08/18
- 21:00
きのうのオモダカに続いて、きょうも嫌われ者を紹介します。
ヤブカラシ(藪枯らし)です。つる植物でいろんなものに巻きついて葉を茂らせます。
生命力旺盛で藪を覆い尽くして枯らしてしまうということからの命名です。
ヤブカラシの花は目立ちません。開花後すぐに花びらを落としてしまいます。
オレンジ色の部分は花びらではなくて、花盤とよばれる盤状の花托です。
4枚の花びら、4本の雄しべはすでに落ちてしまい、花盤の中央に1本立っているのは雌しべです。
オレンジ色の花盤の内部には、蜜があふれています。いまにもこぼれ出しそうです。
2日目の花盤はピンク色に変わり、もう蜜は出さなくなります。
オレンジ色の花盤の蜜を求めてニホンミツバチがやって来ました。
口吻を花盤の中に入れて、舐めています。吸いとっているというほうがいいのでしょうか。
よほど美味しいのでしょう。かなり接近しても夢中です。
嫌われ者のヤブカラシですが、ニホンミツバチにとってはこの時期の貴重な蜜源植物です。
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