お盆に咲く狐の剃刀
- 2019/08/15
- 21:00
林の縁にキツネノカミソリ(狐の剃刀)が鮮やかなオレンジ色の花を咲かせています。
ヒガンバナの仲間で、地面からニョキッと花茎だけを伸ばしていて、葉っぱがありません。
ヒガンバナは花が終わったあとの晩秋に葉っぱを伸ばしますが、キツネノカミソリは春に葉っぱを伸ばして夏には葉っぱを落としてしまいます。
ヒガンバナは名前の通りお彼岸の頃に、このキツネノカミソリはお盆の頃に花を咲かせます。
ヒガンバナのことを別名、キツネノカンザシといいます。
お盆とお彼岸、カミソリとカンザシ、何やら関係がありそうな・・・。
花の色からキツネを連想したとの説明を見受けますが、信じがたいです。きつね色は薄い茶褐色。
この花の色は、焼き物や揚げ物の「こんがりきつね色」とはずいぶん違います。
ともに葉っぱなしに花だけをつける、その不思議さからの「キツネ」だと私は思います。
林の中に咲くキツネノカミソリの花に木漏れ日が射し、スポットライトが当たったようでした。
ちょっと不気味さを漂わせた綺麗な花だと思います。つぼみの濃い赤も印象的です。
スイセンのような葉っぱの形からカミソリだそうですが、花びらもなかなか鋭利な感じです。
ヒガンバナと同様に有毒です。
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