分けることは分かること
- 2018/03/12
- 21:00
桂枝雀師匠のマクラで、「分けることは分かること」というのがありました。
病気を分類するという話でしたが、植物でも同じことです。
とってもよく似た植物の違いを見つけることで、理解が深まります。
以前に紹介したタネツケバナ(3月7日付)にとってもよく似たミチタネツケバナです。
1970年代にヨーロッパから日本に入り込んで来たそうですが、一気に勢力を拡大しています。
在来のタネツケバナが田んぼに生えているのに対して、このミチタネツケバナは道端に多く見られます。
でも、畦には両方が生えていたりしますので、生えている場所だけでは区別しにくいのです。
見分けるポイントは、果実のつく位置と角度です。
果実が花よりも高いところまで伸びているのがミチタネツケバナ。
タネツケバナは花のほうが上にあります。
果実が花に寄り添うように、くっついているのがミチタネツケバナ。
タネツケバナは茎から少し離れたところに果実がついています。
小さな花ですが、拡大すると可愛い花です。
タネツケバナは雄しべが6本、ミチタネツケバナは雄しべが4本のものが多いようです。
しかし、6本のものもあって雄しべの数だけでは区別できません。この写真のものも雄しべが6本です。
↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。「拍手」もよろしく!
植物・花ランキング
このブログの写真の無断使用をお断りします。
- 関連記事
-
-
ネコヤナギの雌雄 2018/03/14
-
梅香に誘われて 2018/03/13
-
分けることは分かること 2018/03/12
-
シカが食べない馬酔木 2018/03/11
-
春を告げる鮮黄色 2018/03/10
-
スポンサーサイト