珠芽で殖える鬼百合
- 2019/07/23
- 21:00
道端にオレンジ色の大きな花のオニユリ(鬼百合)が目立ちます。
花の色や形が赤鬼を連想させるのでオニユリというのだそうです。
命名者に聞いてみないとわからないのですが、どの部分の形がオニなのか、よくわかりません。
鬼には青鬼もいますから、アカを付けなかったのが腑に落ちません。
植物の命名では大きいものにオニと付けるのがふつうですから、大きいユリの意味でないかと私は思うのですがいかがでしょう。
オニユリの花粉が手に付くとなかなかやっかいです。
チョウのからだにも簡単にくっつき、羽ばたいても落ちません。
雌しべの柱頭はネバネバしていて、花粉がくっつきやすくなっています。
ところが、このオニユリの受粉のためのしくみがまったく役に立っていないのです。
なぜなら、オニユリは三倍体(3n)のため種子ができないのです。
朝鮮半島南部が原産地で、古い時代に食用として日本に渡来したようです。
葉っぱの付け根のところにできる珠芽(ムカゴ)で殖えます。
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