紫陽花の真花
- 2019/07/18
- 21:00
アジサイ(紫陽花)の花もそろそろ終わりかけているのに、まだ梅雨が明けません。
きょうは1日中雨。時折かなり強く降っています。
ガクアジサイの周りの花は装飾花で、花びらのように見えるのはガクです。
中央のあまり派手でないのが本当の花(真花)です。
花びら5枚、雄しべ10本、雌しべ1本で3裂というのが基本形です。
日本原産のガクアジサイがヨーロッパで品種改良が重ねられてセイヨウアジサイが生まれました。
装飾花を増やして毬のように大きな装飾花のかたまりになりました。
でも、真花がなくなったわけではありません。
装飾花をかき分けてみると、真花がその陰に隠れています。
装飾花のガクの内側に花がありますが、たいてい不完全で結実しません。
つぼみのまま開花しないものも多く、開花しても花びら4枚、雄しべ6~8本のものが多いようです。
雌しべも1本ありますが、たいてい2裂です。
ガクアジサイは、真花に昆虫を招くために装飾花を発達させたはずです。
でも、セイヨウアジサイでは装飾花が発達しすぎて、真花が見つかりにくくなってしまっています。
人の手によって自然界ではあり得ない方向に変化させられたわけです。
セイヨウアジサイを見たら、装飾花をかき分けて真花を探してみてください。
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