結実しない紫片喰
- 2019/07/17
- 21:00
暑い日中に久しぶりに散歩をしてきました。途中でにわか雨に遭いましたが・・・。
散歩道にムラサキカタバミ(紫片喰)の花が咲いていました。
小さいながらも綺麗な花で、江戸時代に観賞用として日本に移入されました。
結実しないのですが、木子(地中にできる小球根)で無性生殖で殖えます。
その繁殖力が旺盛で野生化して広がり、環境省により要注意外来生物に指定されています。
ガクの先端にオレンジ色の点が見えます。これは腺点です。
ここから蜜を出してアリを誘い、迷惑な昆虫を近づけないようにするムラサキカタバミの作戦です。
光沢のある黒色のキオビツヤハナバチがやって来ました。
ムラサキカタバミは雄しべがありますが花粉をつくりません。だから、花粉は得られません。
蜜が得られるのでしょうか、それとも蜜標に誘われて飛来しただけでしょうか。
結実しないムラサキカタバミには、昆虫がやって来ても受粉のメリットはありません。
そもそも、この綺麗な花を咲かせることに何の意味があるのでしょう。
いろいろ考えさせられるムラサキカタバミです。
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