男爵薯の花
- 2019/07/01
- 21:00
近所の家庭菜園にジャガイモの花が咲いています。
ひと畝はメークイン系で花の時期はもう終わっています。
もうひと畝の男爵薯(だんしゃくいも)系がいま淡い紫色の花盛りです。
栄養をもっていかれるから、芋の収穫を上げるためには花は摘んだ方がいいという人もいます。
花を摘んで傷がつくと病気になりやすいから摘まない方がいいという人もいます。
どっちが正しいのか知りません。
ジャガイモはナス科ですので、ナスと同じような花を咲かせます。
でも、無駄のないナスと違って、ジャガイモの花はほとんど実のりません。
特に男爵薯は果実ができません。立派な雄しべですが正常な花粉をつくることができないのです。
原種は果実をつくって種子で殖え、芋でも殖えていたのでしょう。
しかし、人の手によって品種改良が重ねられ、芋でしか殖えなくなってしまいました。
人間にとっては品質を保つという点でとってもありがたいことなのです。
でも、ジャガイモにとっては有性生殖でバラエティ豊かな仲間を殖やすことができなくなりました。
進化の芽を摘み取られたわけです。
種子や果実ができないのなら、花があっても栄養の消費量はおそらく少ないと思います。
かつては花の観賞用に栽培されたくらいです。
家庭菜園にジャガイモの花が咲いていていいような気がします。
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